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富士山滑沢 小川谷廊下 戸沢山荘での暑気払い懇親会など

6月29日は富士山の溶岩流跡「主杖流し」から剣が峰に突き上げる予定だったが、悪天だったので同じく溶岩流跡から7合目に上がる滑沢に変更した。もう6月の下旬なので水流も残雪もなかった。その晩は戸沢山荘で懇親会、12名ほど。昨年に「丹沢の谷200」を山と渓谷社から出版した後藤真一さんがゲストに来て下さった。このガイドブックは地形図とシンクロした細密な遡行図が印象で、GPSや地図アプリに軌跡を記録して作られた、これぞ21世紀の遡行図だと感心していたが、GPSや地図アプリを使用していないとの話だった。ともあれ、一人の人間が、一つの山域を地域研究、精通、熟知してまとめられたもので、ガイドブックに徹し、本文に私情の言葉が入っていなくても、丹沢への愛情が伝わってくる、昨年出た本では1番よかった本だ。翌日は悪天のため小川谷廊下を上半分だけ遡行したが、石棚付近は思ったより地形が急峻で、下降に手間取り、下から遡行するのと大差ないくらいの遡行時間を要した。

7月2日~4日はある山仕事で足尾山塊へ。テレビロケなどでセミプロとして活躍しているドローン作家と同行して、操縦撮影テクニックや考え方、メカニックなことの把握など、目から鱗で、センスの差を感じ少し落ち込んでしまった。これじゃ宮本武蔵と剣道部新入部員だ。まあ、撮影機材にドローンを導入してまだ4ヶ月であるのだが……。

 

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