BLOG

鹿島槍ヶ岳東尾根、ガイド本のことなど

4月第二週末は鹿島槍ヶ岳東尾根へ。8日土曜日は悪天見送り、911日で行った。8日この時期にしてはまとまった積雪(2000m以上で20センチくらい)あり、9日は午前中まで稜線は凄い雪煙を上げていた。この悪天で登るパーティーはいないだろうからトレースも当てにならないし、今回は楽勝ではなさそうだと入山時に予想。その日はニノ沢の頭でキャンプ。翌日北峰まで5時間と予想していたが、2時間オーバー。理由はラッセルによるものだろう。悪く言えばラッセル力は拙かったからでもあるが。特に第一岩壁あたりの雪壁に時間を要した。岩場は問題なかった。冷池でもう一泊して3日目に赤岩尾根の頭から西沢を降りた。

アルパインクライミングルートガイド北アルプス編が出版された。山と渓谷社、廣川健太郎著、3500円+税北アルプスのバリエーションルート87本のガイド本。7本をカラーで最初に掲載していて、その中の剱沢大滝を頼まれ自分が執筆した。その7本のほとんどは八ツ峰や前穂高岳北尾根のような初級でメジャーなルートなのに、剱沢大滝だけメジャーとは言い難く、違和感があるが、ここは著者の意向?趣味?雰囲気的に冒険探検的なルートを入れたかったのかな。

最新記事

カレンダー

戸沢山荘