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宝剣岳サギダル尾根、八方尾根雪洞

3月21日の祝日は宝剣岳最近人気のバリエーションルートサギダル尾根へ。一番のロープウエイに乗れないと出遅れて順番待ちで敗退することもあると言うから用心してバス乗り場で車中泊して早朝から列んだ。トレールもあり、天候は高曇りで春らしく暖か。先行パーティは1パーティのみ。千畳敷から岩稜登って1時間足らずでサギダルの頭だった(3時間弱の山行)。しかし、ここに来ると千畳敷カールで雪崩で亡くなったガイド松井登さんと、宝剣岳の鎖場で滑落して亡くなったガイド笠松美和子さんのことを思う。僕が27年前にガイド業を始める前のこと。25日は白馬大池に雪洞泊して白馬岳に行く予定だったが悪天候の予報だったので八方尾根に変更。上の樺で雪洞泊したが例年よりかなり積雪が少なく掘るのに苦労した。翌日雨の中下山。

登山とは直接関係ないが、下山後メンバーの車のトラブルがあった。最近の車は予備タイヤを積んでいないので危険を感じるので一言苦言。僕はタイヤのパンクを仕事柄20回くらい経験しているが1/3くらいはスタンドにタイヤを持ち込みパンク修理材などで修復可能だったがそれ以外は不可能だった(10回以上)。タイヤの横を切ったりパンクに気がつかず走ってしまったら修復は不能となる。砂利道を走る人はもちろん走らない人もドライバーなら予備タイヤくらいサイズを調べて購入し積んでおくことをお勧めする。この国では発煙筒や三角版は義務づけられているがそれより重要なことかと。あとは自分でタイヤ交換くらいできるようになるべき。

※アイキャッチ画像はサギダル尾根の核心部登攀シーン

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