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立山、剱岳など

自粛で休業していたアルペンルートが再開したので、6月21日は立山大汝山へ。27〜28日は剱岳に行ってきた。ガイド公募に先駆けての個人ガイド。残雪は平年並み、アルペンルートの乗り物は定員三分の一くらいで運行していた。今年は室堂から立山駅の最終が16時なので大変だ。自粛で登山者はまだまだ少ない。全国的に見ると休業してしまう山小屋が多い中、北アルプス北部の山小屋のだいたいは営業するのはなんとも頼もしい。いろいろな意見、考えがあるだろうが、この時世、登山という文化がどうなってしまうか心配だ。こんな時、自分にできることは何なんだろう。何をしなければいけないのだろうか。全てが急すぎて、情けないが、まだ逡巡している。

訃報があった。登山家文筆家で、登山史探求の第一人者、遠藤甲太さんが慢性閉塞性肺疾患による慢性呼吸不全で5月4日亡くなった。没年71歳。自分の処女作、大いなる山大いなる谷では、白山書房で原稿チェックをしていただき、それ以来の付き合いで、編著、山と私の対話では、氏にしか描き得ない単独行者についての原稿いただいた。山と渓谷、岳人という登山の二大誌で、遠藤さんの机があったというのは、氏の存在の大きさと、自由人さを表していたと思う。お悔やみ申します。

 

 

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