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立山三山 ドローン

7月24日は剱御前小舎に泊まらせていただき、翌朝、一人で立山三山をドローン空撮した。初めての山をテーマにドローン撮影したが、池や滝に比べて対象が大きくてつかみ所がなくテーマを絞っていないといろいろ飛行しなければならず苦労した。山を空撮するならヘリの方が上だろう。ドローンで空撮するならあまり欲張った全体像の撮影を狙ってはダメだと痛感。今回は黒部川側の内蔵助谷カールと御前谷カール(サルマタのカール)を特に撮影したかった。この2つのカールは共に氷河として近年認定された。大きなアクシデントが発生。大汝山から距離にして500m御前谷側のカールの真っ只中にバッテリー切れで墜落させてしまいその回収に半日を要し、運動靴だけ、ピッケルアイゼンザイルがない状態で、ビーコンのようなアプリで墜落方向だけがわかったので、大汝山からダイレクトにその方角、第三尾根の隣のルンゼをダイレクトに御前谷カールに下りた。クライミング初心者がそうであるように、ドローン初心者がやることは危険だと痛感。一人だとつい無茶をしてしまう。反省しなければ。二度とこんなことはやるまい。カールの真っ只中に落ちていたドローンはなぜか無傷で、そこから雄山に這い上がった。こちらはアイゼンが無くても、先ほどの下りと比べれば危険はなかった。しかし、あの下り、片手には石を持ち、片手は爪を立てて雪に刺し、少しでも滑ったら止まらないクレバスに落ちて死んでしまう緊張状態での、運動靴でのキックステップの連続は無茶過ぎた、思い出したくない、2日経ったがひどく足が筋肉痛だ。

志水哲也YouTube「黒部川全域ドローン撮影」チャンネル (YouTubeで「黒部」「ドローン」と検索しても出てきます)。

 

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